北海道の動物愛護団体

北海道で活動しているNPO法人「HOKKAIDOしっぽの会」は、札幌市を中心に北海道内の保健所などから殺処分の危機にある犬猫を引き取り、新しい飼い主を探す活動をしています。

殺処分される動物たち
保健所や動物愛護センターに保護された動物は、保護期間中に飼い主が迎えに来ない・新たな引き取り手が見つからない場合は殺処分されてしまうのです。

迎えのない捨て犬、捨て猫は多く、飼い主の持ち込みによる飼育放棄も後を絶ちません。人間の身勝手な行動のせいで、多くの尊い命が犠牲となり殺処分されています。2015年の環境省の統計では、日本で1年間の殺処分数が9万頭を超えています。1日換算で378頭もの命が奪われているそうです。

一頭でも多くの犬猫が新しい飼い主に出会えるよう、終生幸せになれるように、しっぽの会は保護活動、啓発活動に注力していくそうです。

足長基金支援制度
しっぽの会には足長基金支援制度というものがあります。老犬・老猫だったり、病気を持っていたりする動物たちは新しい飼い主が見つからずに、一生しっぽの会で暮らす子がいるそうです。そんな動物たちのために一定額を月々に支援する制度で、支援金は対象の犬猫の医療費及び環境整備に使われています。
基金の子たちの近況を知ることができる足長通信が毎月発行され、支援をしてくれている人に送られています。
ホームページにも足長基金対象犬猫ページがあります。そこには一頭一頭の写真と名前が掲載されており、動物たちの詳細情報が載せられています。

しっぽの会には、月々(年額)で支援する足長基金制度の他にも、一口1000円から支援できる寄付もあります。捨てられる動物が後を絶たず、それらを保護するのにも常に資金が必要とのことで、支援してみてはいかがでしょうか。

SNS発信
しっぽの会ではfacebookを通してリアルタイムな情報を世に発信しています。しっぽの会のホームページでは、毎日北海道内の保健所の動物収容情報が更新されています。それらをfacebookにも掲載し、新しい家族を募集したり、愛護動物の遺棄は犯罪であると発信をし続けています。
Facebookには保護動物の写真と年齢、性格を記載した飼い主急募の画像なども載せられています。他にも、保護した動物の近況、ボランティア説明会の報告、新しい飼い主が見つかった動物のその後のお話、迷い猫のお知らせなど精力的に更新しているようです。
心無い人間のせいで動物たちが捨てられ、保健所に連れて行かれている現状を知ってもらうためにも、このような情報発信は欠かせないものでしょう。

広島の動物愛護団体

「ピースワンコ・ジャパン」は広島を中心に犬の保護・譲渡活動や災害救助犬の育成などを行っています。

活動内容
ピースワンコ・ジャパンは、殺処分ゼロへの挑戦を行い、様々な取り組みを行っています。また、犬と愛犬家の楽園となるような理想の施設を建設。他にも災害救助犬やセラピー犬の育成を行い、地域福祉への貢献を目指しているようです。
ピースワンコ・ジャパンの目的は、動物の殺処分をなくし、ペットと人の真の共生を実現することにあります。

ピースワンコ・ジャパンの本拠地である広島県では、2011年度の動物の殺処分数が8,000頭を超え、全国ワーストを記録したそうです。2013年から取り組んできた、「広島の犬殺処分ゼロ1,000日計画」に沿って、2016年には広島の殺処分対象の犬全ての引き取りを開始し、犬の殺処分ゼロを実現したそうです。そして、広島のモデルを全国に拡大させ、2020年までに日本全国の犬殺処分ゼロを目標にしているとのことです。

ピースワンコ・ジャパンのFacebook

ふるさと納税
保護活動を行っている多くの人・団体が頭を悩ませているのが資金調達です。ピースワンコ・ジャパンでは、本拠地のある神石高原町と連携してふるさと納税のNPO指定寄付を活用しているそうです。2014年以降、延べ6万人以上の人から4億円以上の寄付が集まり、保護・譲渡活動などに活用しています。

ワンだふるサポーター・ワンだふるファミリー
ピースワンコ・ジャパンでは、ふるさと納税以外でも寄付することができます。
ワンだふるサポーターは1日30円(月額1,000円)からできる寄付で、ピースワンコ・ジャパンの活動を支援するプログラムです。保護した犬の里親が見つかるまでの餌代、医療費や災害救助犬などのトレーニングに使用されます。
ワンだふるファミリーは、高齢だったり病気を抱えていたりするために、新しい家族に恵まれない犬を遠方から家族として支える会員制度とのことです。
いずれのサポーターにはニュースレターなどが届けられます。
他にも、1回だけ支援することや、ワンコ応援寄付付きの商品を買って支援したり、物資を寄付したりすることも可能です。様々な支援の形があります。

SNS発信
ピースワンコ・ジャパンでは、FacebookやTwitter、Youtubeを使って情報を発信しています。Facebookでは譲渡会のお知らせや、新しくピースワンコ・ジャパンの譲渡センターに仲間入りした犬の情報、寄付の呼びかけなどを発信しています。Twitterでも同様に、犬の紹介やイベント参加の情報発信が行われています。Youtubeではイベントの様子や災害救助活動の動画、保護されている犬などが掲載されています。
興味を持った方はフォローしてみてはいかがでしょうか。

大阪の動物愛護団体

「ワンハート大阪」は大阪をメインに動物に関する啓蒙活動、地域猫のTNR活動、里親探しなどを行っている団体です。

活動内容
ワンハート大阪では、今動物たちが置かれている現状を世に伝える啓蒙活動や、行政処分所などからの動物を引き出し、人間との信頼関係を回復させて家族の一員になってもらえるように送り出す活動を行っています。また、野良猫をむやみに殺処分するのではなく、捕獲し避妊去勢手術ののち、元の場所に戻すことによって個体の増加を防ぎ、一代限りの命を全うさせるための活動を行っているようです。他にも、別の動物愛護団体と連携し、情報交換を行ったり、老人ホームなどへ出向きドッグセラピーを行ったりしています。

オリジナルグッズの販売
ワンハート大阪では、オリジナルグッズを販売し、その収益金を保護動物の医療費並びに飼養費として使われているようです。オリジナルグッズは、ワンハート大阪のロゴの入った缶バッジ、猫の写真の缶バッジ、オリジナルTシャツ、オリジナルのお米(ひのひかり)などです。お米は白米か玄米か選択が可能です。オリジナルグッズを購入して、ワンハート大阪の活動を支援してみてはいかがでしょうか。

これ以上野良猫を増やさないために
野良猫は、茂みでの排泄や悪臭被害など様々な問題があるかと思います。
野良猫は餌やりをやめるだけでは減ることはありません。放っておけば、猫1匹で年2回程繁殖するため年間4~6匹生まれるそうです。増え放題になってしまうのを防ぐだめ、適切な捕獲方法で避妊去勢手術を施すことが大切なのだそうです。
ワンハート大阪では、TNR法(T:トラップ、N:ニューター・不妊手術、R:リリース)を大切にし、飼い主のいない猫を地域猫として、地域住民みんなで世話する方法を推進しているとのこと。
毎日の餌やりを通して、地域に生息する猫の数・病気などの状態を調査。捕獲し、これ以上増えないように手術をして、手術したことがわかるように耳の先端をカットします。その後も毎日餌を与え、トイレや食事の場所を決めます。猫の健康状態や数の変動を管理し、猫は個体数を増やすことなく天国へいくという提案です。
これが野良猫の生態を崩さず最も適している方法と考えているようです。

SNS発信
ワンハート大阪では、保護・譲渡活動や啓蒙活動をfacebookやブログ、youtubeを通して発信しています。Facebookでは譲渡会のお知らせやフリーマーケットの告知などが見られます。ブログでは里親募集や、新しい家庭に迎えられた猫たちの姿が掲載されています。Youtubeでは動画で可愛らしい猫たちの現状や、譲渡会のお知らせなどが配信されているようです。新しい家族を探している人はチェックしてみてはいかがでしょうか?

千葉の動物愛護団体

NPO法人「犬と猫のためのライフボート」は千葉に保護シェルターを持っています。行政機関で殺処分される危機にあった動物を一時保護、里親を探す活動をしています。

日本では珍しいアニマルシェルター
ライフボートは千葉県の柏市郊外にアニマルシェルターを持ち、年間1,000頭を超える里親募集並びに病気や障害で譲渡が困難な動物の終生飼育を行っている団体です。アニマルシェルター(飼育保護施設)は日本では珍しく、保護環境が整っていると言えるのではないでしょうか。またシェルターは附属の動物病院を持ち、保護している犬猫の医療のみならず、地域猫や保護動物の去勢避妊手術を推進しているようです。

アニマルシェルターは、新しい家族を募集している子犬・子猫を保護飼育し、里親探しに不適な動物を最後まで保護収容し、殺処分を避けるという目的があります。また、それだけではなく野犬や障害を持った犬猫など様々な動物と共に暮らすことにより、スタッフは多くの事を学び、里親にフィードバックしているようです。自分の動物の命の認識をより深めることにも繋がります。
アニマルシェルターの維持管理費用はかなりの金額になるそうです。餌や治療費などの直接的な飼育費用のほか、管理のための人件費や場所代などもかかります。

様々な支援の形
ライフボートでは、動物の命を救うために様々な支援を募っています。缶詰やドライフードなどの動物の餌、生活に欠かすことのできない物を直接支援する方法。団体の運営をお金で支援する方法。ボランティアや活動告知の手伝いなど、活動して支援する方法があります。
今までに15,000頭を超える命を救ってこられたのは、様々な支援があってこそと言えるでしょう。自分にできる事から支援を始めてみてはいかがでしょうか。

救命実績
ライフボートでは、保健所などの行政機関から受け入れた犬猫を里親へ引き渡した犬猫の数を詳細にホームページに掲載しています。
救命実績推移は2001年度から毎年掲載されています。受け入れている行政機関名、受入数、譲渡数、死亡数など事細かに書かれているため、きちんと保護・譲渡活動をしている団体であると判断する指標にもなることでしょう。

SNS発信
ライフボートでは、FacebookやTwitterを通して団体の現状を発信しています。Facebookでは譲渡会のお知らせや、参加イベント、募金のお知らせ、シェルターで起きた出来事などが書かれています。Twitterでは、ライフボートから新しい家族を迎えた飼い主の投稿のリツイートなど、幸せそうな動物たちの写真に溢れています。

福岡の動物愛護委員会

福岡の「いのちをつなぐ委員会」は「ふくおかのねこといぬ」というサイトで猫と犬の現状を掲載し、支援募集や里親探しを行っています。また、猫の不妊去勢手術に取り組んでいます。

いのちをつなぐ委員会とは
全国殺処分のワーストから抜け出すため、公益社団法人福岡県獣医師会が現在の「いのちをつなぐ委員会」の前身となる会を2010年に立ち上げました。殺処分の大多数を占めるのは子猫の野良猫だそうです。せっかくこの世に生まれたのに、悲惨な目にあって死んでしまったり、殺処分されたりしています。そんな野良猫たちの現状を改善するため、飼い主のいない猫の不妊去勢事業、管理センターに動物引き取りを依頼してきた飼い主にその親犬・親猫の不妊手術を勧め助成すること、愛護センターで飼育中の動物の不妊去勢手術を行っています。

あすなろ猫
あすなろ猫とは、「ある一定の地域に住み着き、餌を与えられており、いずれ飼い猫になることができるよう不妊去勢手術をされ耳先をカットされた猫」のことをいいます。
この耳先のカットは、右耳は雄、左耳が雌を示し、世界共通の印となっています。

福岡県では毎年多くの動物が動物管理センターや保健所に持ち込まれ、殺処分されています。そのほとんどが生後間もない子猫だそうです。
猫の過剰繁殖問題を改善すべく、福岡県の獣医師会では、2010年度から「あすなろ猫事業」を開始しました。
あすなろ猫事業は、協力獣医師とボランティアが連携し、野良猫への不妊去勢手術を行うというものです。9年間でおよそ4,700匹の野良猫への手術を行ってきたとのことです。

この活動は野良猫の増加を防ぐだけでなく、野良猫の排泄物など地域環境改善や近隣住民トラブルの軽減、人と猫が暮らしやすい地域を作るという重要な目的もあります。

グッズを買って支援
いのちをつなぐ委員会では、オリジナルグッズを販売しており、そのグッズ売り上げの制作費用を除いたすべてが寄付になります。「いのちの手ぬぐい」は、有名な福岡のイラストレーターがデザインした手ぬぐいです。野良猫の命を救うチャリティとして、購入費が寄付され、不妊去勢手術費へと活用されるそうです。

グッズを購入して支援する他にも、お金を寄付して支援することも可能です。

SNS発信
いのちをつなぐ委員会では、Facebookを通して情報発信を行っています。「ふくおかの猫365」というアカウントで、募集した福岡の猫の写真を紹介しています。生後間もなく捨てられていた、事故で怪我をしていた猫たちが、今は元気に家族と過ごしている姿が見られます。
応募された写真でカレンダーを制作し、その売り上げの一部は野良猫への不妊去勢手術費用のほか、救助活動に活用されているそうです。